赤ちゃんがハイハイを始めると行動範囲がグンと広がります。
しかし、部屋には赤ちゃんの手の届く範囲に危険なものがたくさんあります。
どうやって赤ちゃんが安全に動き回れるスペースを作り出すかは悩ましい問題だと思います。
一般的なやり方としては、ベビーサークルなどで安全な場所を確保してその中で赤ちゃんを守る方法と、ベビーフェンスやゲートなどで危険なものを囲って触れないようにする方法の2種類があります。
Twitterの「#ツイッター子育て相談室」で質問させていただき、ご回答いただいた情報から色々と方法を検討しましたが、我が家の間取りだとテレビ台をベビーフェンスで隔離し、キッチンをベビーゲートで入れないようにするやり方で安全を確保できるという結論に至りました。
市販のベビーフェンスを購入する方が多いと思いますが、自作でも安くて丈夫なベビーフェンスが作れるという情報をいただきましたので、せっかくなのでテレビ台側のフェンスの自作にチャレンジしてみることにしました。
今回の記事ではサイズや必要材料の検討から完成、作ってみての感想まで、順を追って説明したいと思います。
サイズ&必要材料の検討
自作の利点として、好きなサイズで作成することができます。
まずはどの程度の大きさのフェンスが必要か検討してみました。
上の図が我が家のリビングのテレビ周りです。
赤ちゃんにとって危険なテレビ台と観葉植物を覆うコの字型のフェンスを作ることにしました。
上の図はワイヤーネットを繋げた際の全体の長さを検討したものです。
ワイヤーネットはダイソーの62cm×40cmの商品を使用しました。
強度を増すために部分的に重ねて結束しているので、40cm×枚数分の長さよりは短くなります。
この重ねる部分を1マスにするか2マスにするかによって、全体の長さを調整することができます。
我が家の場合は横幅は7枚で258.2cmになりました。
平面図に当てはめると上の図のようになります。
青色の線がフェンスで、黄色がワイヤネット用スタンドです。
数字はワイヤーネットの必要枚数を数えたものです。
上の図は立体的なイメージ図です。
フリーの製図ソフトのjwcadの2.5Dの機能を使って平面図から自動で作成しています。
立体的になるとだいぶ仕上がりイメージも掴みやすくなると思います。
上記から必要な材料は以下のとおりになりました。
必要材料と原価
・ワイヤーネット 62cm×40cm 13枚
・ワイヤーネット用スタンド 4組
・結束バンド 約50個
ワイヤネットは200円の商品、ワイヤネット用スタンドは100円で両方ともダイソーで購入しました。
結束バンドはホームセンターで購入した100個入りの使いかけがあったのでそれを使用しました。(たしか100個で100円くらいで100均より安かったと思います)
原価は、200円×13枚+100円×4組+100円=約3100円となりました。
既製品のフェンスと比べるとかなり安価ですね。
組み立て作業
材料の準備ができたら実際に組み立てていきます。
①材料確認
・ワイヤーネット 62cm×40cm・・・13枚
・ワイヤーネット用スタンド・・・4組
・結束バンド・・・約50個
②スタンド組み立て
ワイヤーネットを差し込むことでスタンドになります。
ワイヤーネットには表裏があって逆だと入らないので注意が必要です。
③ワイヤーネット結束
ワイヤーネット同士を結束バンドを使って固定していきます。
結束する箇所が多いほど頑丈になると思いますが、今回は交差している箇所それぞれ上下1か所ずつ結束しました。
④角にワイヤーネットを差し込み補強
強度を上げるために角にワイヤーネットを斜めに差し込んで補強しました。
⑤完成
完成です。
子どもをあやしながらの作業で、中断しながら半日かかりましたが、集中して作業すれば1時間程度で作れそうです。
自作してみての感想
メリット
・思った以上に簡単に作ることができる
・形やサイズが自由自在
・このサイズで原価約3100円という抜群のコストパフォーマンス
・意外としっかりして頑丈
デメリット
・自作のため何かあった時の保証がない
・横長になったので中央部分の強度が少し心配
・フェンスの高さがテレビ台より高いため、テレビが微妙に見えづらい
まとめ
今回は慣れない自作にチャレンジしてみましたが、初心者でも思った以上に簡単に作ることができました。
やはり赤ちゃん用の安全が重視されるものを手作りするということには不安もありましたが、完成してみると想像以上にしっかりしたものができたので安心しています。
既製品だと部屋に合ったサイズの商品がなかなか見つからなかったので、最適なサイズで自由に作れることも魅力です。
(キッチン側は開閉ができる既製品を購入するつもりです)
自作のため保証がないことや、作り方が甘いとすぐに壊れてしまう危険性もありますので、あくまで自己責任にはなってしまいますが、メーカー品だと安全とは限らないので、自作でしっかり作るのが一番安全という考え方もあります。
今回作ったフェンスは少し中央部分の強度が心配だったりもしますが、触ってみた感じではそう簡単には壊れそうにないので様子を見たいと思います。
自作でベビーフェンス作成に興味がある方は、参考にしていただけると幸いです。