私たち夫婦は結婚10年目にようやく子どもを産む決意をしました。
その考えに至った経緯をお話ししたいと思います。
子どもを産まない選択をしていた頃
私たち夫婦は結婚してからもお互い子どもに興味がなく、産むつもりがありませんでした。
お互い趣味も合い、現状に満足していたため、子どもが欲しいという気持ちは二人ともありませんでした。
ただ、趣味のゲームや旅行、グルメなどもやりつくした感がありましたし、多少時間を持て余している部分もありました。
転機
ある日突然やってきたあやすけママの心境の変化がきっかけでした。
「急に二人の子どもを産みたくなった」
「このまま二人の子どもを見ないままで後悔しないか不安」
当時、完全に子どもを産むつもりがなかった私は断固拒否で説得を試みました。
「一時的な気の迷いじゃないのか」
「二人の自由な時間がなくなってもいいのか」
その他、子どもを産むことによるありとあらゆるデメリットを説明しましたがあやすけママの気持ちが変わることはありませんでした。
子どもがいる、いない、どちらが幸せか
私が子どもを産みたくなかった理由は産まないほうが幸せだと思っていたからです。
二人で趣味や旅行など好きなことをして過ごし、特に悩みもなく十分幸せでした。
そこに子どもを産むという未知の要素を取り入れることで、この幸せが壊れるのが怖かったのです。
子どものことばかりになって夫婦仲が悪くなるんじゃないか、自由な時間がなくなるんじゃないか、子どもがいじめられたり不幸な出来事があるんじゃないか、などリスクばかりに目が向いていました。
子どもを産んだほうが幸せになるという未来が想像できなかったのです。
子どもを産む決心
子どもを産む産まないの話し合いは数カ月続きました。
その間、あやすけママの行きたい場所に出かけたりして、二人だと自由に遊べることをアピールしたりもしました。
しかし、同じ場所で子連れ夫婦が幸せそうにしている様子をみて、あやすけママはますます子どもを産みたくなるのでした。
そんな中で私の心境もだんだんと変化していきました。
「一時的な気の迷いと思っていたが、あやすけママの子どもを産みたい気持ちは本物だ」
「このまま子どもを産まなければあやすけママは幸せにはなれない」
「リスクを恐れていては前に進めない、子どもを産んでも幸せになれるはずだ」
あまり想像ができなかった子どもを産んで幸せになるという状況を、少しずつ前向きに考えられるようになっていきました。
こうして、だいぶ時間がかかりましたが、ようやく子どもを産むことを決心したわけです。
あやすけママには、子どもを産みたい気持ちを否定し続けたことを申し訳なく思っています。
このあとすんなり出産というわけではなく、色々とあるのですが・・・
それはまた機会があればお話したいと思います。
子どもを産んでみての気持ち
色々と子どもを産むことへのリスクを考えてきたわけですが、実際に産んでみるとそんな計算していたのがバカらしくなるくらい子どもがかわいいです。
まさか自分がこんな親バカみたいに子どもかわいい状態になるとは思いませんでした。
まだまだ子育ては始まったばかりですが、本当に子どもを産んで良かったと思っています。
同じような境遇の方へ
人それぞれ状況が違うと思いますので、子どもを産んだほうが幸せかどうかなんて分かりません。
ただ、私の場合は子どもは想像以上に可愛かったです。
このことは産んでみないと分からないことなので、イメージが湧きにくいメリットよりもイメージしやすいデメリットのほうに目が向きがちと思います。
もちろん、私は育児を始めたばかりなので、今後デメリットの波が押し寄せてくるのかもしれません。
それでも、そんなこと乗り越えていけると思えるくらい子どもの可愛さは、気持ちを前向きに活気立たせてもらえます。
私自身が元々は子どもを欲しくなかった立場だったので、かわいいってだけの意見は薄っぺらいと思っていました。
子どもを産んだ人の意見なんて、後戻りできないから幸せと思い込もうとしてる、と思っていました。
でも、今ではその子どもの可愛さが他では得られない幸せを与えてくれるものだと実感しています。
あくまで人それぞれだとは思いますが、私と同じような気持ちで迷われている方に少しでも参考になれば幸いです。